大阪駅(うめきたエリア)からJR難波駅・南海新今宮駅までを結ぶ、約7.2kmの新しい鉄道です。途中に(仮称)中之島駅・西本町駅・南海新難波駅の3駅ができます。関西空港や新大阪へのアクセスが大きく変わる一方、2026年8月には総事業費が約3,300億円から6,425億円に増える見通しが示されました。
計画概要
| 区間 | 大阪(うめきたエリア)〜JR難波、南海新今宮 |
|---|---|
| 建設延長 | 複線 約7.2km(地下6.5km、掘割・盛土0.3km、高架0.4km) |
| 新駅(仮称) | 中之島駅、西本町駅、南海新難波駅 |
| 整備主体 | 関西高速鉄道株式会社 |
| 運行主体 | 西日本旅客鉄道(JR西日本)、南海電気鉄道 |
| 輸送需要 | 約24万人/日(当初計画) |
| 総事業費 | 6,425億円(2026年8月の精査結果。当初計画は約3,300億円) |
| 開業目標 | 2031年春(2030年度末) |
どんな路線か
大阪市の資料によると、なにわ筋線は2023年3月に開業した大阪駅(うめきたエリア)と、JR難波駅・南海本線の新今宮駅をつなぐ新しい鉄道です。大阪の都心部を南北に貫き、既存のJR線・南海線と直通します。
- 鉄道ネットワークの強化
- 関西国際空港や新大阪駅へのアクセス改善
- 新大阪・梅田・中之島・難波・新今宮・天王寺・関西空港をつなぐ新しい軸の形成
途中には、(仮称)中之島駅・西本町駅・南海新難波駅の3駅ができます。
2026年8月、事業費が約2倍に
2026年8月18日の大阪市「大規模事業リスク管理会議」の資料では、整備主体の関西高速鉄道による精査の結果、総事業費が3,291億円から6,425億円に増えることが報告されました。
| 増加の主な理由 | 金額 |
|---|---|
| 物価高騰:工事費単価の増(資材費・労務費) | +1,645億円 |
| 物価高騰:用地費単価の増(土地価格・建物補償費) | +459億円 |
| 現地調査結果(予期せぬ地中障害物の撤去など) | +390億円 |
| 詳細設計結果(シールドの仕様変更など) | +285億円 |
| 安全対策(近接構造物への影響低減など) | +349億円 |
| 環境対策(工事中・開業後の騒音対策など) | +92億円 |
| 建設中利息 | +25億円 |
| コスト縮減(立坑の縮小など) | ▲111億円 |
| 合計 | +3,134億円 |
資料では、増額の約7割が物価高騰や地価上昇によるものと説明されています。第三者による事業評価監視委員会は「事業継続は妥当」とし、費用便益比(B/C)は1.05とされました。
今後の注目点
大阪市は、必要な国費の確保に向けて、大阪府や鉄道事業者とともに国との協議を進めるとしています。資料には「開業までに物価変動が生じた場合、総事業費は変動する可能性がある」とも書かれています。
開業目標は、資料の事業概要で2031年春(2030年度末)とされています。新駅ができる中之島・西本町・難波の周辺では、駅の開業を見すえた開発が進んでいます。
これまでの経緯と今後の予定
HISTORY2023年3月
大阪駅(うめきたエリア)が開業
2026年4月
総事業費の増加が報告される(精査前)
2026年8月18日
精査後の総事業費6,425億円を大阪市の会議で報告。事業継続は妥当(B/C 1.05)と評価
2031年春(目標)
開業
関連ニュース
NEWSなにわ筋線の総事業費、6,425億円に 当初の約2倍、約7割は物価高騰と地価上昇
大阪市は2026年8月18日の大規模事業リスク管理会議で、なにわ筋線の総事業費が3,291億円から6,425億円に増えるとの精査結果を報告しました。事業継続は妥当(B/C 1.05)と評価されています。
出典・参考資料
上記の資料は2026年10月11日時点で確認しています。計画の内容や時期は変更されることがあります。最新の情報は各公式発表をご確認ください。