2025年9月に開設した大阪公立大学森之宮キャンパスを広げる計画です。民間事業者の公募が2025年5月に不調となったため、大学が自ら整備する形に見直されました。情報学部の新設、スタートアップ・産学連携拠点、秋入学の学舎などを集め、2031年春の全体開設をめざします。
計画概要
| 名称 | 森之宮キャンパス1.5期開発(A2敷地) |
|---|---|
| 事業主体 | 公立大学法人大阪(大阪公立大学) |
| 所在地 | 大阪市(大阪城東部地区) |
| 延床面積(想定) | 約17,400㎡(10階建て程度を想定) |
| 主な機能 | 情報学研究科の集約・情報学部の新設、スタートアップ・産学連携施設、秋入学(学士課程)、社会人大学院 |
| 概算経費 | 約196億円 |
| 開設予定 | 2031年春(1.5期施設) |
どんなプロジェクトか
2025年9月に開設した大阪公立大学の森之宮キャンパス(1期)を広げる計画です。2026年2月12日の府市の会議資料では、1.5期開発によって次の機能を森之宮に集めるとしています。
- 情報学を核とするAI研究・教育の集約・強化(情報学研究科の集約・情報学部の新設)
- 産学官民の共創やスタートアップの創出(スタートアップ・産学連携拠点)
- 「秋入学」の展開による国際化
- 社会人の学び直し(リスキリング)を含む人材育成
計画が見直された理由
1.5期開発は当初、民間事業者を公募して進める予定でした。しかし2025年5月の入札は不調に終わりました。会議資料によると、事業者へのヒアリングでは、建設資材の高騰や、民間が床を保有することによる採算性の課題があり、民間主体の事業は成り立ちにくいとされました。
キャンパス周辺のビルに入居する案も検討されましたが、秋入学に必要な面積を確保しにくく、長期的には賃料負担が重くなることから、大学として整備する形に改められています。
今後のスケジュール
会議資料の概算経費の計画では、2026年度に基本計画、2027年度に設計、2028年に本体工事に着工し、2030年にかけて工事と移転を進める流れが示されています。
- 2029年秋:秋入学(学士課程)を開設(1.5期の高層学舎の完成を待たずに前倒し)
- 2030年度:社会人大学院の拡充・開設をめざす
- 2031年春:1.5期施設の全体開設
なお、資料には「経費は現在の物価単価で試算したもので、今後変わる可能性がある」との注記があります。
これまでの経緯と今後の予定
HISTORY2020年9月
「大阪城東部地区のまちづくりの方向性」を策定
2024年5月
「大阪城東部地区1.5期開発の開発方針」を策定
2025年2月
1.5期開発の事業者公募を実施
2025年5月
入札不調。大学としてキャンパス整備を再検討
2025年9月
森之宮キャンパス(1期)が開設
2026年2月12日
府市の会議で1.5期開発の見直し案を提示
2028年(概算経費の計画上)
本体工事に着工
2029年秋
秋入学(学士課程)を開設
2031年春
1.5期施設の全体開設
関連ニュース
NEWS森之宮キャンパス1.5期、2031年春の全体開設へ 入札不調を受け大阪公立大学が自ら整備
大阪城東部地区の森之宮キャンパス1.5期開発について、2026年2月の府市の会議資料で見直し案が示されました。民間事業者の公募が不調となったため、大阪公立大学が自ら整備し、2031年春の全体開設をめざします。
出典・参考資料
上記の資料は2026年10月11日時点で確認しています。計画の内容や時期は変更されることがあります。最新の情報は各公式発表をご確認ください。