阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた新長田駅の南側、約20haで神戸市が施行した震災復興の第二種市街地再開発事業です。1994年度に着手し、1995年3月17日に都市計画を決定。再開発ビルは計画全体で44棟、事業費は2,279億円(見込)。2024年度に事業が完了しました。
計画概要
| 事業名 | 新長田駅南地区震災復興第二種市街地再開発事業 |
|---|---|
| 施行者 | 神戸市 |
| 所在地 | 神戸市長田区(JR・市営地下鉄 新長田駅の南側) |
| 面積 | 19.9ha |
| 従前の権利者 | 1,974人 |
| 事業費 | 2,279億円(見込、2021年の検証報告書) |
| 施設建築物 | 44棟(商業、業務、公益施設、住宅、駐車場など) |
| 住宅の目標 | 約2,800戸 |
| 都市計画決定 | 1995年3月17日 |
| 事業完了 | 2024年度 |
どんなプロジェクトか
阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた新長田駅の南側で、神戸市が施行者となって進めた再開発です。目的は、被災した人の早い生活再建、防災拠点の整備、そして都市機能の更新でした。
震災の前から、地区は「西部副都心」と位置づけられながらも、建物の老朽化や人口減少といった課題を抱えていました。震災をきっかけに、住宅・商業・工業の配置を見直し、道路や歩行者デッキ、防災公園などをまとめて整える計画が立てられました。
事業の規模
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 面積 | 19.9ha |
| 従前の人口 | 4,456人 |
| 従前の権利者 | 1,974人 |
| 再開発ビル | 計画全体で44棟 |
| 住宅の目標 | 約2,800戸 |
| 事業費 | 2,279億円(見込) |
2021年の検証報告書の時点で、再開発ビルは44棟のうち41棟が完成し、住宅は2,674戸(分譲1,783戸、賃貸891戸)が供給されていました。商業床は約52,000㎡、業務床は約52,900㎡です。
公共施設として、幹線道路7路線、区画道路9路線、近隣公園(若松公園)、街区公園2か所、広場が整備されました。地区内には、ホテル、スポーツ施設、医療・福祉施設、行政施設も集められています。
検証報告書が示したこと
神戸市は、事業が長期化したことなどからマイナス326億円の収支差が見込まれるとして、地域の団体や当時の担当職員への聞き取り、外部の有識者会議などをもとに、2021年1月に検証報告書をまとめました。
住宅の供給で地区の人口は震災前の4,456人から6,058人(2020年)に増えた一方、事業所数は914か所(1991年)から494か所(2016年)に減っています。
事業の完了
神戸市の2026年4月の資料によると、新長田駅南地区の事業は2024年度(令和6年度)に完了しました。神戸市が施行した市街地再開発事業は、震災復興関連の6地区を含む9地区すべてが完了しています。
周辺の様子は新長田エリアのページにまとめています。
これまでの経緯と今後の予定
HISTORY1994年度
事業に着手
1995年1月17日
阪神・淡路大震災
1995年3月17日
都市計画決定
2021年1月
神戸市が検証報告書を公表(44棟のうち41棟が完成)
2024年度
事業完了
出典・参考資料
- 神戸市「新長田駅南地区震災復興第二種市街地再開発事業 検証報告書」(2021年1月)
- 神戸市「市街地再開発事業」(神戸のまちづくり 資料)(2026年4月現在)
上記の資料は2026年10月14日時点で確認しています。計画の内容や時期は変更されることがあります。最新の情報は各公式発表をご確認ください。